イチゴ栽培情報~育苗期の管理~
おはようございます。
平素は茨城生科研に対し、多大なるご支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難く
厚く厚く御礼申し上げます。
さて~
このブログですが・・・・
ちょっと
放置?
してしまいました。
そのせいで、PVも減少傾向
すべて、このブログを担当している、弊社代表して取締られ役のせいです。
そうです。私に責任があります。
いつもいていただいてる皆さま、ごめんなさい(反省)
という事で、気を取り直して
イチゴの栽培情報を気合を入れて、アップして行きます。
(気合を入れすぎてキーボードが・・・)
題して「育苗期の管理について」です。
6月~7月の上旬までは、異常といってもいいくらい日照がなく、天候に悩まされておりましたが、ここにきて梅雨がまだ明けてはいませんが、とんでもなく暑い日が続くようになってきました。
そんな中、イチゴの育苗も本格的になってきたと思います。
イチゴ栽培は、苗の出来でほとんどが決まると言っても過言じゃないくらいですので、健苗育成に心がけて、良い苗を作ってください。
1、追肥と葉面散布について
(1株あたり窒素140~200mgが目安です。)
☆ポット錠ジャンプP25no施用時期について(窒素60mg/1株)
ポット錠ジャンプの肥効は、施用後25~30日です。現在のイチゴの育苗は、夜冷で60~70日、無処理で70~90日以上になっており、成分量的にも肥効期間的にも不足しています。
芽無しの防止や確実な花芽分化のために、置き肥の2回施用や液肥との併用を行ってください。
※マイクロロングを使用する場合、効き始めるのが、遅いようですので、活着後1~2回アミノキッポ等の液肥をかん水施用してください。
☆発根促進と定植後の活着促進
近年は、育苗期間が長くなってきているので、苗の老化防止に8月の上旬と定植2週間前ごろにポット抜きを行って、発根を促し、苗の老化を防いでください。
新チャンス液S 300倍 + メリットM 800倍
ポット抜き後、混用で1~2回かん水して下さい。
☆追肥の時期と方法
窒素の切り過ぎは、不時出蕾の原因や、展葉の停滞により花芽分化が遅れる場合があります。
・ポット錠ジャンプ投入から25日~30日程度経過している場合。
・ポット錠ジャンプを施用していない場合は、7000本の苗に5日おきにアミノキッポ1kgをかん水してください。。
アミノキッポ300~400倍を週1回かん水してください。
(1回に窒素約10mg/株)
5~7日に苗7000本にアミノキッポ原液1kgが1回の目安です。
※チャンス液・アミノキッポをかん水したときには、必ずすぐに葉水をかけて洗い流してください。
☆葉面散布
ポイント
花芽分化促進のためにも、夜冷の場合も必ず行ってください
8月15日以降 メリット赤または、ホップアップ200倍をエレマックス赤1,000倍と混用で毎日葉面散布して下さい。
※夜冷処理を行う場合は、ホップアップを使用して下さい。
※特に色抜けがひどい場合は、アミノメリット黄500倍を2~3回散布してください。
2、葉かき
花芽の揃いと分化促進のために
葉数は、開花時に8枚以上が理想です。最終的には検鏡時の葉数プラス未展開葉数イコール8枚以上になるように管理します。
目安としては、鉢上げ後新葉が1枚展開したら、すべての苗の葉数を1.5~2枚に揃えるように葉かきをして下さい。その後、8月15日までは、4枚程度で管理して、8月20日頃に1.5~2枚に揃える様に葉かきを行い、その後は定植まで葉かきを行わず、葉数を4~6枚の苗を定植してください。夜冷を行う場合は、夜冷開始時に2~2.5枚に葉数を揃える様に葉かきを行い、花芽分化までは3枚程度で管理して、分化後は葉数を増やしてください。
3、かん水と温度管理
良い苗の育成と病害虫の蔓延防止
葉数が3枚、4枚となっていくに従い、葉からの蒸散も増えていきます。午後からのかん水を行う時には、
1)必ずポットを抜いて培土が中まで乾いていることを確認する。
2)遮光ネットをかけてポット内部の温度を下げてから行う。
3)その後は翌朝まで遮光ネットをかけたままにしてやるか、夕がた気温が低くなってからはずす。
4)かん水量は、夜間の過剰な水分は徒長の原因になりますので、葉水程度にする。
以上に注意して行ってください。また、日中ハウス内が35℃を越えるような場合は、遮光ネットなどをかけて、シオレや焼けを防いでください。
4、定植準備
元肥は、定植の1ヶ月前から、2週間前を目安に施用を行ってください。施肥が早すぎると、ビニールが掛かっていない場合などは、天候によって窒素飢餓を起こす場合がありますので、注意してください。また、土壌消毒後の堆肥の投入は病害虫の蔓延や品質低下につながることがありますので、注意してください。
5、花芽検鏡 ☆最重要です。必ず行ってください☆
花芽検鏡は必ず行ってください。特に、ここ数年は夏の高温などにより花芽の分化は遅くなる傾向にあります。夜冷の場合は、8月下旬に1回行い、無処理では9月5日頃を目安に行いましょう。このときにまだ花芽分化していない場合は、必ず再度検鏡を行ってください。
定植は、花芽分化後(分化期後期以降)2~3日待ってから行ってください。
早すぎる定植は、かえって収穫時期を遅らせる場合がありますので、特に注意して下さい。
6、定植
定植は、うねの肩から5cm位中に入れて、斜めに定植してください。
株間は、26~28cmが適当です。(8条では、22~24㎝)
深植えは、初期生育不良になりますので、クラウンの地際が土に触れない程度に浅植えして下さい。
☆定植の当日もしくは、翌日に新チャンス液Sを300~500倍+トーシンPK500倍を、株元にさし水をして下さい。活着がよくなり草勢の充実や早期出荷に繋がります。
7、定植前後の管理
定植直前に、弁当肥として定植苗にアミノキッポ400倍+ファイトオーツ1,000倍を混用してかん水をしてから定植を行ってください。
花芽の確認後(ガク片形成期以降)から、定植して葉が1枚展開するまでの間、アミノメリット青500倍液を定植終了後2~3日に1回散布してください。
また、活着後はアミノメリット黄500倍または、ホップアップ300倍を散布してください。
平素は茨城生科研に対し、多大なるご支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難く
厚く厚く御礼申し上げます。
さて~
このブログですが・・・・
ちょっと
放置?
してしまいました。
そのせいで、PVも減少傾向

すべて、このブログを担当している、弊社代表して取締られ役のせいです。
そうです。私に責任があります。
いつもいていただいてる皆さま、ごめんなさい(反省)
という事で、気を取り直して
イチゴの栽培情報を気合を入れて、アップして行きます。
(気合を入れすぎてキーボードが・・・)
題して「育苗期の管理について」です。
6月~7月の上旬までは、異常といってもいいくらい日照がなく、天候に悩まされておりましたが、ここにきて梅雨がまだ明けてはいませんが、とんでもなく暑い日が続くようになってきました。
そんな中、イチゴの育苗も本格的になってきたと思います。
イチゴ栽培は、苗の出来でほとんどが決まると言っても過言じゃないくらいですので、健苗育成に心がけて、良い苗を作ってください。
1、追肥と葉面散布について
(1株あたり窒素140~200mgが目安です。)
☆ポット錠ジャンプP25no施用時期について(窒素60mg/1株)
ポット錠ジャンプの肥効は、施用後25~30日です。現在のイチゴの育苗は、夜冷で60~70日、無処理で70~90日以上になっており、成分量的にも肥効期間的にも不足しています。
芽無しの防止や確実な花芽分化のために、置き肥の2回施用や液肥との併用を行ってください。
※マイクロロングを使用する場合、効き始めるのが、遅いようですので、活着後1~2回アミノキッポ等の液肥をかん水施用してください。
☆発根促進と定植後の活着促進
近年は、育苗期間が長くなってきているので、苗の老化防止に8月の上旬と定植2週間前ごろにポット抜きを行って、発根を促し、苗の老化を防いでください。
新チャンス液S 300倍 + メリットM 800倍
ポット抜き後、混用で1~2回かん水して下さい。
☆追肥の時期と方法
窒素の切り過ぎは、不時出蕾の原因や、展葉の停滞により花芽分化が遅れる場合があります。
・ポット錠ジャンプ投入から25日~30日程度経過している場合。
・ポット錠ジャンプを施用していない場合は、7000本の苗に5日おきにアミノキッポ1kgをかん水してください。。
アミノキッポ300~400倍を週1回かん水してください。
(1回に窒素約10mg/株)
5~7日に苗7000本にアミノキッポ原液1kgが1回の目安です。
※チャンス液・アミノキッポをかん水したときには、必ずすぐに葉水をかけて洗い流してください。
☆葉面散布
ポイント


8月15日以降 メリット赤または、ホップアップ200倍をエレマックス赤1,000倍と混用で毎日葉面散布して下さい。
※夜冷処理を行う場合は、ホップアップを使用して下さい。
※特に色抜けがひどい場合は、アミノメリット黄500倍を2~3回散布してください。
2、葉かき

葉数は、開花時に8枚以上が理想です。最終的には検鏡時の葉数プラス未展開葉数イコール8枚以上になるように管理します。
目安としては、鉢上げ後新葉が1枚展開したら、すべての苗の葉数を1.5~2枚に揃えるように葉かきをして下さい。その後、8月15日までは、4枚程度で管理して、8月20日頃に1.5~2枚に揃える様に葉かきを行い、その後は定植まで葉かきを行わず、葉数を4~6枚の苗を定植してください。夜冷を行う場合は、夜冷開始時に2~2.5枚に葉数を揃える様に葉かきを行い、花芽分化までは3枚程度で管理して、分化後は葉数を増やしてください。
3、かん水と温度管理

葉数が3枚、4枚となっていくに従い、葉からの蒸散も増えていきます。午後からのかん水を行う時には、
1)必ずポットを抜いて培土が中まで乾いていることを確認する。
2)遮光ネットをかけてポット内部の温度を下げてから行う。
3)その後は翌朝まで遮光ネットをかけたままにしてやるか、夕がた気温が低くなってからはずす。
4)かん水量は、夜間の過剰な水分は徒長の原因になりますので、葉水程度にする。
以上に注意して行ってください。また、日中ハウス内が35℃を越えるような場合は、遮光ネットなどをかけて、シオレや焼けを防いでください。
4、定植準備
元肥は、定植の1ヶ月前から、2週間前を目安に施用を行ってください。施肥が早すぎると、ビニールが掛かっていない場合などは、天候によって窒素飢餓を起こす場合がありますので、注意してください。また、土壌消毒後の堆肥の投入は病害虫の蔓延や品質低下につながることがありますので、注意してください。
5、花芽検鏡 ☆最重要です。必ず行ってください☆
花芽検鏡は必ず行ってください。特に、ここ数年は夏の高温などにより花芽の分化は遅くなる傾向にあります。夜冷の場合は、8月下旬に1回行い、無処理では9月5日頃を目安に行いましょう。このときにまだ花芽分化していない場合は、必ず再度検鏡を行ってください。
定植は、花芽分化後(分化期後期以降)2~3日待ってから行ってください。
早すぎる定植は、かえって収穫時期を遅らせる場合がありますので、特に注意して下さい。
6、定植
定植は、うねの肩から5cm位中に入れて、斜めに定植してください。
株間は、26~28cmが適当です。(8条では、22~24㎝)
深植えは、初期生育不良になりますので、クラウンの地際が土に触れない程度に浅植えして下さい。
☆定植の当日もしくは、翌日に新チャンス液Sを300~500倍+トーシンPK500倍を、株元にさし水をして下さい。活着がよくなり草勢の充実や早期出荷に繋がります。
7、定植前後の管理
定植直前に、弁当肥として定植苗にアミノキッポ400倍+ファイトオーツ1,000倍を混用してかん水をしてから定植を行ってください。
花芽の確認後(ガク片形成期以降)から、定植して葉が1枚展開するまでの間、アミノメリット青500倍液を定植終了後2~3日に1回散布してください。
また、活着後はアミノメリット黄500倍または、ホップアップ300倍を散布してください。
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